星になった高須さん
2021年10月29日 / Topics
今夜はきりりと冷え込み、透き通るような星空だ。
また津軽三味線「仁太坊群星」の一人が天に召された。
哀悼 高須 重利 様(東京都)7月に旅立たれていた。
この人もまた津軽三味線全日本金木大会の功労者である。
もともとがエンジニアであり、発明家でもあった。
中でも三味線の消音装置「忍び駒」は画期的である。
大会運営には裏方として会場設営や後片付けの手伝いを買って出てくれた。
ゴールデンウィーク中は芦野公園のキャンプ場で過ごし、「東京ふるさと金木会」にも深いつながりがあった。
津軽三味線のアーカイブ資料を探し求めて東京を歩いていた頃は高円寺で飲んだこともあった。
コロナ禍の2年間で様々な別れがあったが、こうした人たちに恵まれて自分の人生が成り立っていたのだとよくわかった。
今夜の透き通った星空を見上げて高須さんを偲んでいる。