山椒大夫
2022年6月8日 / Topics
クマでーす
おいらは山椒が大好きだ。
我が家には山椒の木が4本もあって、毎年モリモリ実がなる。
今の時期に若葉と実を摘み、年中色々な使い方をしている。
クマ的には日本のスパイスの代表格だな。
さて、丹後の国の山椒大夫(さんしょうだゆう)って聞いたことある名前だろう?
森鴎外の代表作のタイトルで、この人物は苛烈ないじめの極悪人なのである。
津軽では主人公の安寿姫と厨子王丸は津軽人なのだと古くから固く信じられていて、悲劇的な死を遂げた安寿姫は岩木山の神として祀られている。
それ故、にっくき山椒大夫を呪うあまりに、津軽領内に丹後の人が入り込めば天候が悪化するのだそうだ。
この話は太宰治の小説「津軽」でも紹介されている。
そんな話もあるが、山椒はいいね。
葉っぱを噛むとスーっとするよ。