津軽弁の大物たち
2022年9月1日 / Topics
「皇帝の森」工藤忠記念館
クマだよ
元気村がお気に入りで、近頃ちょくちょく現れる某県某寺の御前様は、津軽の人物や文化に深入りしている。
曰く、津軽には変わった人が多く、謎のスケール感があって知れば知るほど面白いのだそうだ。
おいらもそれに応えて様々な変わった場所を連れ歩いているのだが、一昨日は板柳町にある旧満州国皇帝 愛新覚羅溥儀の侍従長を務めた工藤忠の生家へお連れした。
その話につなげてみると、明治生まれの津軽衆は津軽弁そのままで世界を渡り歩いていたようだ。
時に一転して英語、ドイツ語、中国語などパーフェクトに使いこなし、明治からの歴代天皇に仕えた一戸兵衛、珍田捨巳も普段は津軽訛りのままで接していたそうだ。
中国で革命家の孫文を支えた山田兄弟も満州国の工藤忠もさぞかしバイリンガルなのだろう。
わが故郷の太宰治も相当ナマっていたそうだよ。
おいらが敬愛している津軽三味線の大御所 澤田勝秋師匠は「津軽弁は世界の言葉だよ」って本気で言ってる。
世界中を渡り歩いても津軽弁でなんとなく通じるそうだ。
おもしろいな津軽弁。
本名 鉄三郎
愛新覚羅溥儀の信頼厚く、「忠」の名を賜ったそうだ。
不思議なスケール感があるなぁ。