「古い家のない町は、思い出のない人間と同じだ」
2022年11月24日 / Topics
「古い家のない町は、思い出のない人間と同じだ」
日本画家 東山魁夷
かなぎ元気村は、廃墟として朽ち果てる寸前だった旧士族「傍島家」住宅を、たくさんの人たちの善意によって蘇らせた施設です。
今この家は確かに生きており、正しく呼吸しています。
一般社団法人全国古民家再生協会の機関誌「じゃぱとら」へ自民党副総裁 麻生太郎氏が投稿した一文を紹介します。
古民家が日本を元気にする。
古民家の再生は日本の地域文化の保存・継承、観光資源、地域振興といった観点からこれまでも注目され、今後は人口減少社会への対応、限界集落対策など日本の地域社会を再生する点からもますます重要な資源となりつつあります。
古いものを受け入れるということは、その地域で根付いてきた歴史や文化を受け入れることだと考えます。(前後略)
どうでしょうか?
冒頭の東山魁夷氏の言葉が身にしみます。
金木町だけでなく、こうした雰囲気を醸し出している貴重な地域はたくさんあるでしょう。
歴史や文化というものはこうした雰囲気の中にあってこそ説得力があるのです。