蔵戸が開かない(泣)
大晦日に見廻りをして文庫蔵の板戸を閉じた。
ふと気がついて再び開こうとしたらピクリとも動かない。
どうやっても開かないし、怪奇現象かと思い神棚に手を合わせた。
もう日暮れ時になったので元気村の大工さんに電話しておいたら、元日の朝に苦労して開けてくれた。
原因は板戸に仕組まれているロックシステムが振動で落ちてしまったのだ。
それにしても昔の土蔵の仕掛けは凄いな。
よく見ると縦にカンヌキが落ちるようになっているのだ。
L形の鍵があれば簡単だったのだが、そんなものは見たこともない。
いや~よく開けたもんだ。
新年のアッパレだ。
青森ひばの柾目板戸です。立派なもんだ。
これが昔ながらのセキュリティシステムだ。
裏から見ると小さな穴の右に縦形のカンヌキがある。
この小さな角材が振動で外れてカンヌキが落ちたのである。穴からL形の金具でカンヌキを上に上げればロックが外れるのだ…
カンヌキはこのレール下の横溝にはまるようになっているのだ。
これはヤフオクに出てる道具。いや~勉強になりました。怪奇現象じゃなくて良かった(笑)
2022.1.5