プチトラベル

クマだよ。

何てこともないのだが、夕方にふと思い立って津軽中里駅から津軽鉄道のストーブ列車に乗って五所川原まで行った。

元気村ゆかりの女史がストーブ列車の車内販売をする日だと聞いてひやかし気分で「よしいぐべ」となった。

ストーブ列車の折り返し最終便はさすがに人もまばらで、発車と同時に日本酒とスルメを買い、アテンダントが石炭ストーブで手際よく炙ってくれてた。

スルメと日本酒は八代亜紀だぜ。

あ~呑んだ、呑んだ。

心底楽しかった。

実はおいらは明治35年の古い校舎の五所川原農林高校の出で、金木から毎日ストーブ列車で通学していた。

特に一番古い林業科なのでバンカラそのもの。

常に作業服、ノコ、ナタ、ヘルメット着用だった。

今なら凶器携帯で許されるわけもない。

女子からみれば対象外で、悲しい青春だった。

今こうして津軽鉄道に乗って酒呑んでるなんて、何だか不思議な気分さ。

でも、当時の国鉄払い下げ車両がまだ元気に走っていて、古い石炭ストーブが現役なんて日本ではここだけかもしれない。

頑張れ津軽鉄道!!

藤枝村のあたり。

津軽中里駅前の里のれすとらん。

かなり古いよ。

中里タクシー 泣けるほどの哀愁感。

ストーブ列車の煙突。

石炭ストーブは現役。

車内販売のおねえさん。

硬券切符だよ。

演歌だぜ。

真っ直ぐ帰るわけなどない。

また呑んでしまった。

2023.1.15

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