一般社団法人 かなぎ元気村 メールマガジン2月号
いやはや、記録更新・災害というべき大雪に埋もれた2月もようやく終わります。
今にしてみれば、今季の積雪対応については明かに油断だったかも知れません。今季の累積量は昨季とほぼ同じなのだそうですが、強い寒気が長期間居座ったため、これまでのように増減を繰り返すことなく一気に積雪が増え続けたということですから、俯瞰目線で見ますと、限られた除雪予算の中で、どのタイミングで総力戦を仕掛けるかは行政における危機管理態勢の見せ場だったと思います。気象解析が進歩した現代においては失敗や成功というのは必ずや分析されて衆目を集めますから、想定外という言葉を乱発せず、失敗は素直に認める、成功は謙虚に受け止めるという人間的な姿勢は大切だと思います。来る日も来る日も雪と格闘し続けたこの1か月間は本当に長かったですね…
この間、衆議院の解散総選挙が行われ、イタリアで冬季オリンピックも開催されましたし、何だか色んなことがあり過ぎて、今でも夢を見ていたような不思議な気分です。
一般社団法人かなぎ元気村では、みなさんのそばにいつも『かなぎ元気村』ということでメルマガを配信しています。今月も奥津軽の小タヌキのコラムやクマのぼやきをお楽しみください。
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【目次】
1.持続可能(サスティナブル)エネルギーについて思うこと
2.シリーズ「記憶の断片」その23
3.ウェルネスコラム第40回
「津軽森林鉄道の父二宮英雄氏の祈念碑参拝と 阿里山森林鉄路でいくサンセット・サンライズ」
4.あとがき
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1.持続可能(サスティナブル)エネルギーについて思うこと
私は科学者や技術者ではないので、日々の暮らしで見聞きした疑問をボヤいてみたいと思います。最も身近なところで、自宅の隣地はもともと大きな畑だったのですが、数年前に所有者が亡くなってからどこからともなく謎の方々が現れ、ソーラーパネルがそれなりの規模で敷設されました。ただ、建てられた直後からパネルは積雪で大部分が破壊され、一度修復したものの、今冬の大雪でほぼ全壊しているのは一目瞭然です。この規模の損壊だと費用対効果からしておそらく放棄されるだけでしょう。
以前、その修復作業を見ていたら、単純に重機でパネル下の地面に深い溝を掘り、壊れたパネルを全て土中に埋めていました。破損した太陽光パネルはきちんと回収されて安全な基準で処理されれば問題ないのでしょうが、これでは完全に不法投棄そのものですし、パネルに使われる物質も調べると、鉛・ヒ素・セレン・カドミウム・アンチモンという物質名が見られます。唖然としたのはパネルも周辺機器も全て中国製と思われ、Huawei(華為)などのメーカー名も見て取れます。おそらく土地所有者は他国の会社と思われますし、作業員に聞いても私たちは作業を頼まれただけなので依頼人の事は知らないということだけでした。こうして先祖が遺した日本各地の土地が他国の企業に買われ、手に入れた土地はその他国の領土だとする「中華思想」は危険極まりない話です。風力発電の場合もどうなんでしょうかね。表向き日本の会社だとしても資本の多くが他国だとしたら同じことです。私たちは他国が発電した電気を日本の電力会社を経由して買わされ、間接的に他国に支払いをしているわけです。
こうした様々な国益の矛盾に国民が気づき始めた結果が国政選挙に反映されたのではないでしょうか。この先はなるべく自然環境を維持し、再生エネルギーは地産地消を目指すべきと浅学な私でもそう思います。
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2.シリーズ「記憶の断片」その23
つい先日、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックが閉幕しました。ずっとスキーにかかわってきた私は結構楽しみにテレビを見ていましたが、オールドスキーヤーとしては近ごろの競技種目にはあまり魅力を感じなくなりましたね。アクロバティックな種目ばかりで、しかも勝敗は点数次第となれば訳が分かりませんし、サーカスを見ているようなものです(笑) スキーに関して言えば基本を踏まえてアルペン競技とノルディック競技を位置的にもっと大切にしてほしいと願っています。ましてやキング・オブ・スキーと称えられるノルディック複合競技を廃止しようなど論外で憤りを感じます。
さて、1972年(昭和47年)2月14日の夕暮れ時、私は札幌冬季オリンピック閉会セレモニーが終わった翌日の真駒内競技場にいました。本当にただいただけです(笑)
当時志望していた某大学の地方試験が北海道大学キャンパスで行われ、列車と青函連絡船を乗り継いではるばる真冬の札幌に来ていたのですが、早朝に到着日した13日はオリンピック最終日で市内は異様な熱気に包まれていて、繰り返し放送されるジャンプ競技の日本選手表彰台独占の様子やフィギュアスケートのジャネット・リンの姿を街角のテレビで見てばかりでした。なので試験はさておき、市民の皆さんと一緒になって札幌オリンピックの熱狂に包まれていたのは確かです。当時は高いビルなどあまりなかったし、大通から大倉山ジャンプ競技場もちゃんと見えていたので、試験が終わってからも全然気持ちが落ち着かず、当時開業したばかりの地下鉄に飛び乗り、終点真駒内の夕暮れの競技場でボーとしていました。ふと、帰り際に札幌味噌ラーメンというものを食べてみたくて時計台近くのラーメン屋で食べたのが私の味噌ラーメンデビューでもありました。
それから時が経ち、学校の体育からスキーが無くなり、今の児童の保護者世代もほとんどウインタースポーツをしなくなりました。しかし、そうした中でもこの金木にはまだ残り火があって優秀な競技者を輩出し続けており、金木出身の若者が1994年のリレハンメルと1998年の長野オリンピックにノルディック複合競技日本代表として連続出場しています。そうした人たちで運営している「金木ジャンプクラブ」はなかなかの活躍ぶりで、特に女子選手は国内屈指のレベルなのでこれからが楽しみです。
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3. ウェルネスコラム第40回
「津軽森林鉄道の父二宮英雄氏の祈念碑参拝と 阿里山森林鉄路でいくサンセット・サンライズ」
(一社)かなぎ元気村の理事木谷敏雄(通称奥津軽の小タヌキ)が「日本各地のウェルネス地域の探訪」を綴ります。この小タヌキは、日本各地のウェルネスツーリズムや最近でいうWell-Beingツーリズムによる観光地域づくりの感動請負人(コーディネーター)として各地を飛び回っていて、そこそこ活躍しているらしい(笑)そんな小タヌキのウェルネス地域探訪にお付き合いください。
※ウェルネスコラムはこちら
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4.あとがき
ようやく春風駘蕩(しゅんぷうたいとう)という雰囲気になって来ましたが、のどかでうららかな様子の陰で今年も雪による死亡事故が続いた悲しみが残ります。どこを見回しても独居老人だらけで、私も含めて家を守るために孤軍奮闘している最中に屋根の落雪や思わぬ転倒などで亡くなることは目の前にある現実です。
今季は我が家の除雪機も働き過ぎで悲鳴を上げ、ついに高価な部品を交換するに至りました。元気村と自宅を合わせた膨大な守備範囲は機械力がないとお手上げなので除雪機はずっと軽トラに積みっぱなしで、この頃は近くに修理屋も無くなったため機械的なトラブルはある程度自分で修理できるようになりました。要領が悪く工具も乏しいのですが、「北の国から」の黒板五郎さんのように頑張ります。
このところ元気村周辺に白鳥や雁が渡ってきています。昨年末に秋田県大潟村でハクガンの群れやオジロワシを見て感動し、車の中に双眼鏡を常備するようになりました。まだ大群ではありませんが、近くの岩木川や周辺の田んぼはこれから1ヶ月ほど楽しみが増えてきますよ。
皆さま3月も息災でお過ごしください。
2026.2.26

