
縄文をテーマに「まほろば」を実現してWell-Beingへ導く
かなぎ元気村の大きな一つのテーマである縄文Well-beingエクスペリエンス。今回、観光庁の事業でリニューアルした縄文ランディングページで新たに挙げているキーワードが「まほろば」。青森県を縄文から続く「まほろば」と位置付けて、前回のコラムで紹介した「サステナブルな旅アワード」で特別賞を受賞した契機に「まほろば」での「大人の遊び場」の磨き上げをしていきたいと思っている。
ちなみに「まほろば」とは、日本最古の書物の「古事記」に登場する言葉で、「丘、山に囲まれた稔り豊かな素晴らしい場所」を意味する。
小タヌキがこの言葉に出会ったのが中学生時代。姉が「さだまさし」のファンで、「まほろば」という曲を、当時アコースティックギターを弾き始めの私に姉に無茶ブリしたのを覚えている(笑)。当時は奈良を指す言葉が「まほろば」だと勝手に思っていたが…
その後、「まほろば」という言葉に出会うのは、尊敬する作家司馬遼太郎氏の「街道をゆく」シリーズで青森を「北のまほろば」と謳い、縄文の昔に「まほろば」として栄えた青森を歩き、風土に即した生活とは何かを突き詰めているのを読んでからである。我が先輩である文豪太宰治は「悲しき国」と嘆いていたのに…
青森をフィールドに地域づくりを仕事にするようになってからは、この言葉を意識することになった。「まほろば」という言葉は観光地域づくりのキーワードとしては欠かせない、まさに住んでよし、訪れてよしの観光地域づくりの目標とすべき言葉だと思っている。
「古事記」が生まれるより、遥か古(いにしえ)である縄文時代にも、文字としてカタチにはなっていなかったが、縄文人たちは自分たちの暮らしている場所を、「まほろば」というような言葉で語り合っていたかもしれない。
交流・交易が既に行われ、外の土地にも目を向けていた縄文人だからこそ、自分の住んでいる場所には「誇り」と「尊厳」を持っていたであろう。
青森に暮らした縄文人たちの暮らしの空間は、まさに「まほろば」という言葉がふさわしいムラだったと思う。
そんな縄文時代の「まほろば」を体感できる滞在プランを新たにラインナップした。縄文「まほろば」という考え方に共感してくれた下北半島でも縄文Well-beingエクスペリエンスは拡がってきている。
参加したみなさんがピカピカに光っていく時間をお届けできるコンテンツが県内に登場したので紹介していこう!
一つ目は『世界遺産三内丸山遺跡と縄文のムラ暮らし体験(奥津軽編)』。
1万2千年続いた縄文時代はWell-beingな時代だったことを三内丸山遺跡見学をゲートウェイに、津軽のフィールドで縄文時代を想起させる縄文土器づくり、縄文料理、そして縄文竪穴風住居リフォーム体験、縄文アドベンチャーライドなどのプログラムを組み合わせ、ムラの形成を始めた縄文のWell-beingな暮らしを経験できプランになっている。浪漫に溢れた縄文の「まほろば」の暮らしを蘇らし、それを経験できるのだ。。
そして、もう一つは、世界遺産二ッ森貝塚と縄文『蘇りサプリ』体験2日間(下北編)。前にコラムでも紹介した薬研温泉郷での「蘇りのサプリ」をメインとして、世界遺産『二ッ森貝塚』をゲートウェイに下北半島にも広がっていた縄文の「まほろば」へタイムスリップしていく旅を提供する。縄文のムラでもおそらく服用された『蘇りのサプリ」がココロとカラダをここちよくする滞在プランになっている。
みちのく=「魅知の国」で、縄文の「まほろば」に時代を超えて出会うための滞在プランになっている。縄文の魅力に気づき、今の土地の持つ魂や誇りに触れることで、Well-beingへ導かれるのだ。
縄文のまほろばをエクスペリエンスする時間を貴方にプレゼントしたい。奥津軽そして下北があなたを待っている。
【青森・奥津軽】世界遺産三内丸山遺跡と縄文のムラ暮らし体験(奥津軽編)
https://4ride.rezio.shop/ja-JP/product/KNG007
【青森・下北】世界遺産二ッ森貝塚と縄文のムラ『蘇りサプリ』体験(下北編)
https://4ride.rezio.shop/ja-JP/product/SMK001
縄文土器づくり体験も満を持して登場
三内丸山遺跡遺跡もしっかりとご案内
縄文時代にはいかかもしれないカッパのポーズ
下北半島の縄文スイーツ!
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