我が「青森ねぶた祭」 ~鎮魂と復興、禊と祈りの祭~

「ラッセラー!ラッセラー!」むむむっ!もう足が上がらない。前回参加の7年前は、あと15㎝くらい高く跳ねていたような…小学生で初参戦、最盛期の高校時代は、60~70㎝くらいはジャンプしていただろうか。ねぶた囃子の中、歳を重ねたからこその自分なりの跳ね方を模索しながら、真夏の夜を謳歌していく。

 

今年、8月2日、5日に、「青森ねぶた祭」に参戦。前回の伊勢神宮の「お木曳」参加に続き、ねぶた祭に参戦し、祭の意義を改めて感じた2日間だった。2日は南房総でのSUP仲間と、そして小タヌキの誕生日である5日は、九州・北海道の観光地域づくりの仲間たちと。二日間とも、仲間らととっておきの『ねぶた時間』を共有することができた。

 

青森ねぶた祭は、毎年8月2日から7日まで開催される、東北の夏を代表する祭り。巨大な人形灯籠「ねぶた」を引き回し、華やかに街を練り歩く。 ねぶた祭りの起源は、諸説あるが、平安時代にまで遡ると言われる。当時、都で流行していた「竹田楽」という風流踊りが、津軽地方に伝わったのが始まりだとか。 江戸時代には、現在のような大型ねぶたが登場。藩主の前で競演し、豊作祈願や藩の威光を示すために行われていたという。
ねぶたの語源には、「眠たい」を意味する「ねぶたい」説が有力とされ、夏の夜の眠気を払うために始まったといわれる。

 

今回参戦した九州チームには熊本在住の仲間もいて、ほんの数日前に熊本地震が発生。今回参加を危ぶんだが、東日本大震災では、ねぶた祭が鎮魂や復興の象徴的な意味合いもあったことも鑑み、参加に踏み切った。
1時間ほど、跳人として参加した後は、運行される通り沿いにあるスナックの二階で鑑賞。「大きなねぶたが通りを右へ、左へ、そしてグルっと回転して、また、まっすぐ進む。まさに跳人の波に乗って流れてく様は精霊流しですね」と熊本から参加の先輩。
「賑やかさや華やかさだけではなく、穢れを払い、祈りを捧げる、そういった意味合いでの祭としての一面も感じますよね」と私。

 

ねぶた祭りの醍醐味は、何と言っても見る人、跳ねる人、ねぶたを運行する人との一体感。跳人として、「ラッセラー、ラッセラー」と観客に投げかけると笑顔で戻してくれる。長崎から参加した仲間が語る。「跳人として参加すると祭が違ってみえますね。笛、太鼓、じゃんがらの織りなす囃子の中で跳ね、声を限りに『ラッセラー』と叫ぶ。するとココロとカラダが夏の夜に繰り広げられる祭と融合し、浄化されていく気分になりますね」。さすが、佐世保の元ロックンローラーのコメント(笑)。「祭りに参加することで、青森に根付く文化の一部になったような感覚を覚えました」。

 

この一体感こそが、精霊を慰め、鎮魂することにもつながっていくのであろう。仲間と祭りに参加し、喜怒哀楽を共にする。そうすることで、地域の未来に思いを馳せ、生きる者同士の絆を深めることができるのだと思う。

 

この一体感は、伊勢神宮のお木曳で感じたものと通じるものがあった。明日からは、昨日までの自分とは違うココロとカラダで人生を楽しむ。古くから受け継がれてきた伝統を、自分もまた受け継ぎ、未来へとつないでいく。仲間をねぶた祭りに導いた今回、そんな尊い役目を担ったのだとひしひしと感じながら、今回は、パソコンを閉じることにする。

 
 

前夜祭でいいなと思った『北海の雄』竹浪比呂央氏がねぶた大賞を受賞

 


今年で参加が終わるパナソニックのねぶた。ありがとう

 


ねぶた囃子でココロとカラダが躍る!

 


新町通りを跳ねる! 膝が気になる(笑)

 


おじさんチームで祭に参戦!

 


迫力あるねぶた、これも好きだったな!風神雷神~瑞祥の息吹~

 

2026.9.30

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