一般社団法人 かなぎ元気村 メールマガジン10月号
今年の10月は穏やかな日が続き、今では平野部を黄金色に染めていた稲穂も姿を消して、津軽の色の主役は林檎の赤と黄色になりました。このところ元気村周辺の田んぼには遠い北から渡ってきた白鳥たちが落穂をついばむ光景が目につくようになり、すっかり晩秋のたたずまいを感じます。
さて、昨年の米価騒動が落ち着き、一般消費者にとっては新米の味わいもひとしおなのではないでしょうか。元気村のご飯はこの集落で収穫された「はれわたり」という品種ですが、お客様は一様に「お米が美味しい」と言ってくださいます。現代は様々な生活情報をスマホで簡単に知ることが出来ますので、食文化においてはさほど地域差が無くなった気がしますが、そうした中で元気村では昔からのご飯のおかずや酒の肴など、津軽の懐かしい味を意識した献立を厨房のおねえさん方が考えています。失礼ながら、我らはそうした年代ばかりなので、まるでしりとりのように味の記憶がつながれて行くのは実に面白いですね。これから冬に向かって寒さが強まるにつれて津軽は食材が豊富になりますし、食い意地と煩悩だらけの私としては楽しみな季節でもあります。
一般社団法人かなぎ元気村では、みなさんのそばにいつも『かなぎ元気村』ということでメルマガを配信しています。今月も奥津軽の小タヌキのコラムやクマのぼやきをお楽しみください。
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【目次】
1. 運転免許の高齢者講習
2.シリーズ「記憶の断片」その31
3.ウェルネスコラム第48回
「~天を衝く立佞武多を人力でつなぎ、幸せを呼び込む祭を実感~」
4.あとがき
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1.運転免許の高齢者講習
つい最近、Amazon prime videoで今年6月に公開された舘ひろし主演の「免許返納」というコメディ映画を見ました。この映画は私が大好きな宇崎竜童や吉田鋼太郎などが共演していて、とにかくあの舘ひろしが、あの舘ひろしが・・・高齢により周囲から免許返納を迫られ、ひたすら抗い続けるというストーリーが強烈に面白かったのです。が、しかし、笑いながらも己の未来も考えてしまい、いささか悲しくなったのは事実です。
この度、とうとう来ました自分にも・・・「運転免許証の更新に伴う・運転技能検査・認知機能検査・高齢者講習 通知書」というハガキが届きました。今年6月、3年前に亡くなった妻宛に同じ知らせが届き、その時は娘と「おっ母あ、免許更新の高齢者講習だってよ」ってゲラゲラ大笑いしてからハガキを仏前に供えていたのですが、ついに私にも来てしまいました。実はサラリーマン時代、もしもの食いっぱぐれに備えて密かに様々な免許を取得していて、謎の免許持ちだと笑われたりしていました。
車の運転に関しては旅客輸送の二種免許以外はほぼ持っています。当地では都会とは違い、公共交通もタクシーも無くなってしまったので自分で車を運転しなければどこにも行けません。この悲哀に満ちあふれた通知を甘んじて受け入れ、心身ともに健康寿命の延伸を図りたいと思います。今のところは楽勝ですから(笑)
笑っている皆さんもいずれ来ますから、舘ひろしみたいに執念深く免許返納に抗いましょう。皆さんくれぐれもご安全に。
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2.シリーズ「記憶の断片」その31
つい先日、10月10日はかなり久しぶりに上京しました。目的地は渋谷、私にとってはあまり馴染みのない街で、おそらく20年ぶり以上の浦島太郎でした。今回は昨年11月に台湾の阿里山林業鉄路と国家森林遊楽区を訪ねた際に大変お世話になった文化資産管理處の専門員の方から「阿里山林業鉄路音楽紀行」というオリジナル映像と、サウンドトラックを演奏するアンサンブル楽団の日本初公演のご招待をいただき、喜び勇んで会場に駆けつけました。この様子はSNSでも発信していたのですが、このイベントの主催は一般社団法人台湾世界遺産登録応援会という組織で、代表は日本統治時代の台湾で「台湾農業の恩人」として現在も深く尊敬されている土木技師八田與一のお孫さんです。
台湾全土には本来なら世界遺産登録に匹敵する自然や文化遺産が数多あるにもかかわらず、国連とユネスコに加盟していないため悲しきかな申請資格がありません。簡潔に言えば中華人民共和国(中共)との政治関係がその理由です。常任理事国そのものが世界平和の妨げになっていて国連全体が機能不全なのですから、残念無念ですね。本来なら阿里山林業鉄路と国家森林遊楽区も世界遺産にふさわしいもので、それらを知ってもらいたいためのプロモーション活動が今回の映像コンサートだったのです。
阿里山開発にも日本人学者や技師たちが深くかかわっていて、その一人が日本初の津軽森林鉄道を作った二宮英雄技師であり、現地の二万平には顕彰碑も大切に守られていました。こうして台湾の開発と近代化には日本が深くかかわっており、日本統治時代の遺産は今も大切にされ、日本との友好関係が維持されていることが中共政府にとっては面白くないのでしょう。
この地球上の財産が世界遺産というオープンな評価で、世界の平和交流につながる世の中になることを願っています。
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3. ウェルネスコラム第48回
「~天を衝く立佞武多を人力でつなぎ、幸せを呼び込む祭を実感~」
(一社)かなぎ元気村の理事木谷敏雄(通称奥津軽の小タヌキ)が「日本各地のウェルネス地域の探訪」を綴ります。この小タヌキは、日本各地のウェルネスツーリズムや最近でいうWell-Beingツーリズムによる観光地域づくりの感動請負人(コーディネーター)として各地を飛び回っていて、そこそこ活躍しているらしい(笑)そんな小タヌキのウェルネス地域探訪にお付き合いください。
※ウェルネスコラムはこちら
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4.あとがき
10月の青森県は49年ぶりの国民スポーツ大会と障害者スポーツ大会が終わり、ようやく落ち着きを取り戻した気がします。秋が深まるにつれて天候は変わりやすく、昨日の県内は初雪のニュースであふれていました。金木から見る岩木山も沢筋に雪が入って寒々とした光景になり、もう初冬なのだなと感じます。どこの家庭でも暖房が欠かせなくなりましたが、灯油価格の上昇にはため息が出ますね。少し前のガソリン価格と同じですから北国の生活にとってはたまったもんじゃありません。県民所得ワースト3は沖縄、宮崎、青森ですが、生活に必要なお金のかかり具合において南国とは天と地ほどの差があるのは誰の目からしても明らかです。でもこうして辛抱我慢で生活してきたわけですし、この先も慎ましく生きて行くしかありません。
さて、11月7日は立冬、暦の上で冬が始まる日です。この冬はスーパーエルニーニョだそうですから、暖冬小雪なのか湿ったドカ雪になるのか気になるところですね。
皆様11月も息災でお過ごしください。
2026.10.30

