一般社団法人 かなぎ元気村 メールマガジン1月号

2024年の始まり、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
本来、「明けましておめでとうございます」のご挨拶をすべきところですが、元日からいきなり石川県能登半島を震源とする大地震と津波が発生し、数多くの犠牲者と激甚な被害報道に言葉を失っています。また、翌日2日には羽田空港で航空機同士の衝突事故が発生し、旅客機の乗客は奇跡的に全員脱出できたものの、被災地救援に向かう海上保安官が犠牲になるという痛ましい事態になりました。能登半島では死者、安否不明者が増え続け、自衛隊や全国の救援チームが不眠不休の捜索を続けていますが、毎日大きな余震が頻発し、周辺各県の被害状況も確実に把握できない状況です。
東日本大震災の記憶が鮮明な私たちは、「眠れない・休めない」ことで発症するストレス障害や感染症の危険性をよく理解しています。これから本格的な寒波が襲来し、ますます日常生活が困難になりますので、政府と自治体へは災害教訓と救援ノウハウをフルに活かした迅速な支援を期待しています。

一般社団法人かなぎ元気村では、みなさんのそばにいつも『かなぎ元気村』ということでメルマガを配信しています。
今月も奥津軽の小タヌキのコラムやクマのぼやきをお楽しみください。

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【目次】
1.地域の正月を考える
2.家庭料理が地球とつながる
3.今年もつないだ元旦マラソン
4.山の神の日
5.ウェルネスコラム「阿蘇の持続可能な観光地域づくり」
6.あとがき
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1.地域の正月を考える
古い人間だとお思いでしょうが、私の記憶に残る正月の情景を思い浮かべてみると、我が家では年の瀬になると正月料理に使う山菜を塩抜きして、雪の下に埋めた野菜を掘り出して「けの汁」と「煮しめ」を大量に作り、臼と杵で餅つきをしてお供えと切り餅づくりをしていました。そして、子供のころから何よりも楽しみだったのは異常なぐらい大量に作る「茶わん蒸し」で、それは今も揺るぎないこだわりの価値観というものです。
かつてNPOの活動をしていた頃は元日に来る観光客や地元の人たちにつきたての餅ふるまいをし、元気村でも旧正月に子供たちと餅つきや昔の遊びを再現したりしていました。つきたてのお餅の美味さは格別で、これじゃ神様も大好きなわけだなと誰もが納得するのではないでしょうか。餅と酒、つまり鏡餅と御神酒は天照大御神から八百万の神々まで大好きなので、こうした風習をないがしろにすると天罰が下ると考えるのが日本の善男善女なのかもしれません。ちなみに、アマテラスさまは女性なので殿方は取扱い注意ですな(笑)
昭和の時代の金木町では年が替わる前の時間からこみせ通りの商店や飲食店はもう開いていて、数軒あった銭湯もやっていました。どこも初詣の流れでにぎわい、八幡宮の神楽殿では登山囃子や荒馬囃子が演奏されていたのが思い出されます。今では町も人も変わり、昔のにぎわいはないのですが、今も年替わりの時間になると八幡宮ではお囃子が演奏され、各お寺では読経も除夜の鐘も突かれています。こうした正月の風情というものはちゃんと残して行きたいものですね。今生きている大人たちの義務だと私は強く思います。損得抜きに。
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2.家庭料理が地球とつながる
  最近のことですが、料理研究家の土井善晴氏のエッセー集「味つけはせんでええんです」を読んで多くのことに共感しました。一部をかいつまんで紹介すると、「地球とは人が暮らす大地であり、古来人の営みとともに食文化を育んできた風土そのもの。地物の素材をなるべく手を加えずに味わうことが人の健康や感性を養い、自然環境への負荷も抑えられる」というのが元気村の目指すところと一致します。
元気村へアドバイスをくださる瀬尾幸子さんも同じことを言ってましたね。つまり、料理家さんたちは基本的にそうしたことがわかっていて、奇をてらわず素材の持ち味を引き出すことを工夫しているのではないかと思います。
  土井氏のエッセーのまえがきに綴られた言葉をご紹介しましょう。 
「レシピとは人の物語から生まれたお料理のメモ。他人のレシピは他人の人生から生まれたもの。でも本来、料理は自分の人生から生まれてくるものです。それがあなたの料理です。つたなくっても、自信がなくっても、私はいいと思います。「味つけせんでええ」というのは、それを大切にすることだと思っているのです」
元気村の厨房は素人衆ですから、それぞれの家庭の味で皆さまとつながって行きます。

お昼のお弁当、お食事会などお気軽にお問合せください。
季節の地場産食材で、お客様のニーズにあった料理、お弁当をご提供します。
昼食や夕食の様子は、Facebook「かなぎ元気村かたるべぇ」にも時々アップしています。

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3.今年もつないだ元旦マラソン
私たちは昭和59年(1984)元日の朝から41年間一度も切らさず元旦マラソンを続けています。おおやけに公開したり宣伝したことは一度もありません。メンバーは県内の駅伝競走でタスキをつないできた仲間たち。ある種の秘密結社みたいなもので、天候を全く気にせず元日の朝っぱらから長い距離を走ってるのを町内の人達は変態の集まりだと思っているようです。しかし、そんな血気盛んなメンバーも41年間の年齢が積み重なり、元日の朝に果たして誰が現れるのかスリリングな展開でしたが、ここ2年ぐらい前からスキーの金木ジャンプクラブの子供たちと親が参加するようになり、そして地元の南臺寺というお寺の走友会から子供たちがたくさん参加して、私としてはこれでようやく肩の荷を下ろした感じです。
息も出来ないほどの猛吹雪でもホワイトアウトでも容赦なし。距離は8.5㎞で不変。途中棄権全くなし。よくぞ41年間走り続けたもんだ。

※十二本ヤス アドベンチャーライド
※体験プログラムはこちらから→
https://www.jalan.net/kankou/spt_guide000000206736/activity_plan/?asobiKbn=1
※縄文アドベンチャーライドをはじめとしたモニターツアーの映像をお楽しみください。
こちらから→
https://kanagi-genkimura.org/category/movie/
社員研修、ワーケーションなどの宿泊プランは直接、下記へ電お問合せください。
→電話番号 0173-52-2882  ito@kanagi-genkimura.org

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4.山の神の日
山の神の日というのをご存知でしょうか。12月12日がその日であり、本来は旧暦の12月12日、新暦では1月の厳冬期で、今年は1月22日が山の神の日です。古来からその日は絶対に山に入ってはならないとされ、営林署、製材所、大工、木材を扱うあらゆる業者まで山の神の日は休みと決まっていて、金木の場合は「山の神社」や事業所の神棚にお参りをしてから御神酒で大いに酔っぱらってもいい日なのです。かつての金木町には山で伐採された青森ヒバが大量に集積され、森林鉄道で青森市まで運ばれていました。
青森ヒバは「神木」とされ、金木の神社の玉串はヒバの葉ですし、家庭の神棚にも榊ではなくヒバの葉が飾られるのも珍しくはありません。我が家も元気村の神棚も正月飾りは青森ヒバの葉です。金木の山中には山の神が宿る「神木十二本ヤス」と呼ばれる日本一のヒバの巨木がありますので、是非ご覧いただきたいパワースポットです。
余談ですが、山の神の言い伝えを無視して大惨事になったのは明治35年1月の帝国陸軍第8師団歩兵第5連隊の八甲田雪中行軍遭難事件です。言い伝えはさておき、未曾有の大寒波における指揮官の判断というところで、現代の企業や自治体の管理職研修などにもこの話はよく引用されています。
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5.小タヌキのウェルネスコラム第15回
「阿蘇の持続可能な観光地域づくり」
(一社)かなぎ元気村の理事木谷敏雄(通称奥津軽の小タヌキ)が「日本各地のウェルネス地域の探訪」を綴ります。この小タヌキは、日本各地のウェルネスツーリズムや最近でいうWell-Beingツーリズムによる観光地域づくりの感動請負人(コーディネーター)として各地を飛び回っていて、そこそこ活躍しているらしい(笑)そんな小タヌキのウェルネス地域探訪にお付き合いください。

※ウェルネスコラムはこちら→
https://kanagi-genkimura.org/2024/01/16/wcolms_15/

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6.あとがき
  このメルマガを書いている今日1月7日は昭和天皇が崩御された日、昭和64年(1989)の1月7日で激動の昭和が終わった日です。
 いつの時代も激動がつきまとい、大災害や世界中で紛争や戦争も絶えません。その後の平成も令和も同じであり、能登半島地震の被災状況を知るにつけ心が痛むばかりです。
 物理学者であり随筆家である寺田寅彦は「天災は忘れた頃にやってくる」の教訓を残していますが、「天災は忘れる間もなくやって来る」というのが現代の状況です。いつどこでどんな災害が起こるかわかりませんし、隣国のキナ臭さも度合いを増しているようで全く油断ならない2024年かもしれませんが、何があっても冷静に生き延びるノウハウと覚悟が必要ではないでしょうか。
  私は奥津軽トレイルを通してセルフレスキューという言葉をよく使います。突然の危機に見舞われた時、自分や他人の命を救うためにベストを尽くそうということです。 年の始まりは暗いスタートになりましたが、明けない夜はありません。
皆様お身体を大切にお過ごしください。

2024.1.17

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