クマだよ。

おいらは性格的に「ねほりん はほりん」ではない。

恥ずかしいけど漠然とした者なのさ。

だが、昨年1月18日はビックリ仰天だった。

何と、おいらが大好きな名優、佐々木蔵之介さんが元気村に昼ご飯を食べに来たのだ。

おいら達はこの時まで全く知らなかった…マジで。

後で厨房のおねえさま方にこっぴどく非難された(笑)

その日はNHKのBS番組、新 街道をゆく「北のまほろば」のロケなのだそうだ。

「街道をゆく」は言わずと知れた作家司馬遼太郎の名著であり、その青森編が「北のまほろば」なのである。

その著書を辿る旅が令和の今、名優佐々木蔵之介によってテレビ番組化されたのだ。

何も知らなかったおいら達は囲炉裏を囲む形で、元気村スタイルのお昼ご飯を食べてもらった。

佐々木蔵之介さんは元気村の田舎料理に大喜びで、美味しい！を連発し、直接お褒めの言葉をいただいた。

その時のことが厨房スタッフの誇りで、今もやる気の源と言っていい。

あれから1年が過ぎ、図らずも亡くなった一人のスタッフの百ヶ日法要が先日営まれた。

その御斎で飲んだのがたまたま京都東本願寺の御酒で、何と！その醸造元が佐々木蔵之介さんの実家、京都の「佐々木酒造」だったのだ。

全くの偶然で意図したものではない。

何という巡り合わせだ。

これには思わず泣けた…

亡くなったスタッフが大ファンで、心にしみる言葉をいただいた佐々木蔵之介さんとのご縁が1年を経て再び巡ってきた。

不思議なもんだな。

これが仏縁ってものなのかな。

美味しいお酒だったよ。

こんなこともあって、おいらはますます佐々木蔵之介ファンになった。

番組は極めて秀逸であり、間違いなく津軽の宝と言える。

NHKオンデマンドでも見れるよ。

2024.3.10