一般社団法人 かなぎ元気村 メールマガジン5月号
5月という季節の感じを表現するために、5月の頭に「風薫る」という言葉を添えますが、これこそ言い得て妙だと思います。個人的に新緑まばゆい5月は一年で一番好きな季節ですね。余計な話になりますが、現在放映中のNHK朝ドラも「風、薫る」ですし、このドラマには津軽が深くかかわっているのをお気づきでしょうか。ドラマのキャストの中で工藤トメという津軽娘が津軽弁そのままでいい味出してますし、今週からは弘前市出身のシソンヌじろうさんが控えめな役どころで登場しています。NHKの「LIFE~人生に捧げるコント~」のレギュラーであるじろうさんの多才さに感心しつつ、笑っていいやら、誉めていいやら複雑ですが、確かにシソンヌじろうさんは津軽が誇る名優になりましたね。津軽衆はじょっぱり(頑固)一徹ばかりじゃなく、リンゴと同じで持ち味も進化しつつあるのではないでしょうか。ネオ津軽衆に期待しています。
一般社団法人かなぎ元気村では、みなさんのそばにいつも『かなぎ元気村』ということでメルマガを配信しています。今月も奥津軽の小タヌキのコラムやクマのぼやきをお楽しみください。
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【目次】
1.笑福駅伝
2.シリーズ「記憶の断片」その26
3.ウェルネスコラム第43回
「蘇りの道「熊野古道伊勢路」でアドベンチャー&チャレンジをする!」
4.あとがき
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1.笑福(わらふく)駅伝
日本の陸上競技女子長距離界のレジェンドであり、あの笑顔と奔放な言動でおなじみの福士加代子さんが主催する、笑って走れば福来たる駅伝 2026 in 青森(通称:「笑福駅伝」)が去る5月3日、福士さんの故郷板柳町で開催されました。これがまたいいんですよね。
競技志向ゼロ、子どもからお年寄りまで老若男女が気軽に参加できる「エンジョイラン」として、走る楽しさを知るきっかけをつくり、家族や友達、職場の仲間と駅伝を走ることでその絆を深めたり、新たな出会いが生まれたりする大会を目指すという、何とも微笑ましいじゃありませんか。参加者はほぼ千人近く、しかもリンゴの里板柳らしさ満載で、走っても走らなくても、誰もが一日中笑っていられるという最高のイベントです。
更に驚くことに、ゲストランナーは増田明美さん、有森裕子さん、野口みずきさん、渋井陽子さん、那須川瑞穂さんといったマラソン界のレジェンドが集結し、出場者や来場者と気軽に交流して会場を盛り上げました。福士加代子さんは元気村にもちょくちょく来ますし、前向きな明るさでこの老馬身にムチを当ててくれますので有難いです。今後は更に全国展開していくそうで、益々の活躍を応援したいですね。
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2.シリーズ「記憶の断片」その26
つい先日、私たちは電動アシスト自転車とフェリーでむつ湾の沿岸地域を一周する「むついちロゲインニングライド」というものを体験しました。津軽半島蟹田港~下北半島脇野沢港を結ぶむつ湾フェリーを含む全行程は約220㎞。さすがに寄る年波で疲れましたが、青森県を再発見した感じで心底楽しかったです。
その様子はコラムやSNSでご覧いただくとして、かつて、むつ市運動公園をスタートして青森市の県総合運動公園にゴールする全20区間、110.5㎞をタスキで繋ぐ青森県市町村対抗「陸奥湾一周駅伝」が行われていました。大会は1983年(昭和58年)~1992年(平成4年)まで10回連続で開催され、秋の収穫期前の風物詩とも言うべき駅伝大会でした。ただ、実際に海を渡ってもいないし、津軽半島も走ってないので陸奥湾半周なのですが、それはさておき、当時の県内は67市町村(現在40)、1回目から10回目まで全ての自治体が参加していた、というか、強制的に参加させられていました(笑)
かつての私はこの大会を初回から最終回まで金木町の選手として走り続けましたが、市町村の裏事情を暴露すれば、人口が多く学校や自衛隊駐屯地を抱える市は選手確保に何の問題もないのですが、町村はとにかく選手確保に四苦八苦で、スポーツ経験者なら種目を問わず誰でも動員されるのが当たり前でした。思い返せばアマチュア相撲の選手や、水泳選手や、じいちゃんと孫まで走っていたところもありましたね。
今回、むついちを自転車で走りましたが、かつての陸奥湾一周駅伝のコースを走るので、私にとっては当時の思い出か次々浮かび上がりました。走りは苦しかったですが、国道4号線の旧道と、アップダウンの光景が美しい「はまなすライン」には、確かに若かりし頃の汗が浸み込んでいるのです。また余計な話になりますが、大方の津軽の町村は青森市内と平内・野辺地、むつ市内と3ヵ所に選手団が泊っていて、大会前夜でも普通に飲んでましたね。
しかも翌日スタート時間が遅い選手たちは調子こいて飲み屋へ繰り出すので、これはもう娯楽も競技も混然一体としか言いようがありません。堅実で生真面目な人たちが多い南部地方の町村とは比べられませんが、津軽地方の町村は大体こんな感じだったはずです。わが町の先輩が、夜にほろ酔い加減で中学生のランシャツに糸縫いでゼッケンをつけてあげていて、あろうことか前と後ろを一緒に縫い付けてしまい、さあ出来た、着てみろと言ったら中学生が泣きっ面になりそうだったのを思い出して、今でもおかしさがこみ上げてきます。そんな旧金木町のお笑い駅伝チームでしたが、10年間で積み重なった楽しい思い出だけは色あせずにいっぱい残っています。
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3. ウェルネスコラム第43回
「蘇りの道「熊野古道伊勢路」でアドベンチャー&チャレンジをする!」
(一社)かなぎ元気村の理事木谷敏雄(通称奥津軽の小タヌキ)が「日本各地のウェルネス地域の探訪」を綴ります。この小タヌキは、日本各地のウェルネスツーリズムや最近でいうWell-Beingツーリズムによる観光地域づくりの感動請負人(コーディネーター)として各地を飛び回っていて、そこそこ活躍しているらしい(笑)そんな小タヌキのウェルネス地域探訪にお付き合いください。
※ウェルネスコラムはこちら
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4.あとがき
いつもなら山のタケノコ採りに夢中になっている時期なのですが、高齢化と熊の出没情報が頻繁なので単独行を止めています。料理家のお姉さんが率いるチームからの連絡もなくなりましたし、春の山菜採りはこれにて諦めました。熊追いのロケット花火や爆竹は畑を荒らしまくるカラスへのミサイル攻撃と畑に放り投げる爆撃用に使っています。こちらは平和でのどかな光景ですが、世界の終末時計は刻一刻と進んでいます。大国による侵略戦争はますます泥沼化し、世界経済の不安定さは収束が見えませんし、石油由来の製品はもちろん、世の中のあらゆる物価が高騰し続ける現実に揺さぶられています。結果として一番国力と経済力が揺らいでいるのは戦を仕掛けた大国そのものですから、それに翻弄されず、流れを冷静に見極めて自立国家日本を守っていただきたいと願っています。今年の五所川原立佞武多の新作は「猿田彦大神」ですが、猿田彦は道を切り拓く神なのだそうです。6月21日には五所川原市長選挙が行われますが、今回は保守系三つ巴の選挙戦になりそうです。一人の有権者として猿田彦大神にふさわしいリーダー像を期待しています。
ただ今西津軽のベンセ湿原はニッコウキスゲが花盛りで、田んぼの水路脇にもアヤメやハナショウブがきれいな花を咲かせています。津軽はこれから初夏の花々が咲き誇りますので私も気が落ち着きません。とにかくお天気が良い日は外に出ましょう。
皆さま6月も息災でお過ごしください。
2026.5.31

