一般社団法人 かなぎ元気村 メールマガジン6月号
一般社団法人かなぎ元気村では「みなさんのそばにいつも『かなぎ元気村』」ということでメルマガを配信していきます。奥津軽のクマのぼやきをお楽しみください。
六月は和暦で水無月と表されます。水が無いの意味ではなく、田んぼに水を引く「水の月」なのだそうです。つい先日田植えが終わったと思ったら、あっという間に苗の背丈が伸びて、津軽平野の「青田」から夏に向かう季節の移ろいを感じるこの頃です。
さて、6月11日に気象台から青森県を含む北東北の梅雨入りが発表されました。
このところ梵珠山から津軽半島先端まで縦断する中山山脈には低い雲が垂れ込み、オホーツク方面からヤマセ(冷たい北東の風)が吹き込んでいるのがよくわかります。今年はエルニーニョが発生しそうだという不穏な予測もあり、冷夏や大雨にならないことを願うばかりです。
そしてもう一つ、6月に入って青森県知事選挙があり、20年ぶりに新しい知事が誕生しました。新しいリーダーがこれからの青森県をどう牽引していくのか気になるところです。
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【目次】
1.特集 奥津軽トレイル『みちのく松陰道』・『静寂のひば峡道』は当面ガイドを停止します。
2.かなぎ元気村「かたるべぇ」で山菜三昧
3.かなぎ元気村の体験
4.かなぎ元気村の宿泊
5.ウェルネスコラム「かなぎ元気村の朝食でカラダが蘇る『津軽貝焼き味噌』」
6.あとがき
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■特集記事
1. 特集 津軽半島北部山域への山行は厳重注意!!
クマです。
皆さん、環境省が設定した東北自然歩道の一つ、「みちのく松陰道」のことをご存知でしょうか。
江戸時代末期になると諸外国の船が日本沿岸に出没し、幕府や諸藩ではにわかに憂国論が沸騰します。当地でも津軽海峡や沿岸部でロシア船やアメリカ船が頻繁に目撃されるようになり、津軽藩でも海防対策に苦慮していました。
そんな折、思想家吉田松陰と盟友宮部鼎三が嘉永4年(1851年)旧暦12月14日から翌年4月5日まで、江戸-水戸-白河-若松-新潟-佐渡-弘前-今別-青森-小湊-盛岡-仙台-米沢-若松-日光-足利-江戸のルートで東北を旅し、日々の様子を「東北遊日記」として書き残しています。
その旅日記の中には、現在のかなぎ元気村の辺りにあった商家で昼食をいただき、更に北へ向かったと記されていて、元気村の敷地内にはその記念碑が建立されていますので是非ご注目ください。
そんなご縁もあり、2021年秋と2022年春に私たちは奥津軽トレイルの人気ルートである「みちのく松陰道」の道普請をしています。私たちの呼びかけによって道普請には県内外から延べ80人の参加者があり、古道の沢にかかる6本の橋を架け替え、崩壊しつつあった遊歩道を削って安全な歩行が出来るように整備しました。
しかし、2022年8月3日に発生した線状降水帯による大豪雨で「みちのく松陰道」へアクセスする国有林の林道は日本海側も津軽海峡側も大崩壊し、私たちが苦労して架けた橋も全て流出していました。つい先日、全ルートの調査を終えましたが、被害があまりにも凄まじく、今まで通りの復旧は物理的に不可能ではないかと落胆しています。
このことで、奥津軽トレイル倶楽部としては、「安全に楽しく」という部分が保証できないので、このルートへのご案内は当面停止することになります。
みちのく松陰道の魅力と、ルート上に残る林業遺産「旧津軽森林鉄道遺構群」を未来に伝えるために、今後については森林管理署・環境省・青森県の方針に一縷の望みを託し、私たちが再びボランティアで修復作業が出来る日が来ることを願っています。
※奥津軽トレイルの「みちのく松陰道」と「静寂のひば峡道」(県道286号三厩小泊線)はルート崩壊により現時点において復旧の見通しが示されていませんので、当面ご案内を停止します。
こちら→
https://kanagi-genkimura.org/okutsugaru_trail/trekking/course.html
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2.かなぎ元気村の「そうめんいなり」が大ブレイク
昨年暮れに惜しまれつつ閉店した金木駅前の小料理『桐華』のママが元気村の応援に来てくれています。そのママの自慢料理の一つ「素麺稲荷」(そうめんいなり)がノスタルジックかつ新しいのです。稲荷(油揚げ)のほどよい甘さが食欲を増進させ、さっぱりとして胃にやさしい。豊盃との相性が抜群で酒飲みにもたまらない。奥津軽のホッとするかっちゃのアイデア料理、そして、「そうめんいなり」を森の中で食べるとたまらない。奥津軽トレイル弁当で元気を回復する。時々始まる謎の「桐華ワールド」をお楽しみに。
(小タヌキ談)
お昼のお弁当、お食事会などお気軽にお問合せください。
季節の地場産食材で、お客様のニーズにあった料理、お弁当をご提供します。
昼食の情報は、Facebook「かなぎ元気村かたるべぇ」にも掲載中。
こちら→
https://kanagi-genkimura.org/eat/#bentou
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3.かなぎ元気村の体験
マウンテンバイクで行く青森ひばの神木「十二本ヤス」と清流の七つ滝
アドベンチャーライドとリラクゼーションのコンビネーションを誰もが絶賛!
マウンテンバイクで山深く分け入り、マイナスイオンあふれる七つ滝の清流で火照った足を冷水に浸すクナイプ療法体験。
美味しい「トレイル弁当」の後、青森ヒバ林の静寂の中でハンモックに揺られて木漏れ日に浸るリラクセーションタイム。まっすぐ伸びた青森ヒバに寄り添い、森の中で深呼吸しながらのストレッチ!ココロとカラダが整いますよ!
新緑のウェルネスプログラムに参加しませんか?
https://www.jalan.net/kankou/spt_guide000000206736/activity/l00003C2CC/
※十二本ヤス アドベンチャーライド
※体験プログラムはこちらから→https://www.jalan.net/kankou/spt_guide000000206736/activity_plan/?asobiKbn=1
※縄文アドベンチャーライドをはじめとしたモニターツアーの映像をお楽しみください。
こちらから→https://kanagi-genkimura.org/category/movie/
社員研修、ワーケーションなどの宿泊プランは直接下記へ電お問合せください。
→電話番号 0173-52-2882 ito@kanagi-genkimura.org
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4.古民家かなぎ元気村の宿泊
今年はコロナ規制の緩和で夏休みご家族の予約も増えてきました。8月の立佞武多期間は既に満室ですが、平日はまだ余裕があります。
かなぎ元気村のクマが、お子様たちの夏休みをサポート!様々な体験プログラムと宿泊をお楽しみください。懐かしのかき氷などのサービスもありますよ。
古民家かなぎ元気村の宿泊費を改定しました。(一棟貸 1グループ限定貸切)
※特別宿泊費用(2食付) ¥33,000/1名でも可 2名の場合¥16,500/1名あたり
※標準宿泊費用(2食付) 3名~10名まで ¥11,000/1名あたり
※ご希望によりキャンプサイトでテント泊も出来ます(手ぶらキャンプ)
※冬季のみ暖房費(11月~4月 ¥1,000円/1人)を加算させていただきます。
HPからの問い合わせ
https://kanagi-genkimura.org/stay1/
スティジャパンからのご予約
https://stayjapan.com/area/aomori/goshogawara/pr/13185
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5.ウェルネスコラム「かなぎ元気村の朝食でカラダが蘇る『津軽貝焼き味噌』」
(一社)かなぎ元気村理事の木谷敏雄(通称奥津軽の小タヌキ)が今回から「日本各地のウェルネス地域の探訪」を綴ります。この小タヌキは、日本各地のウェルネスツーリズムや最近でいうWell-Beingツーリズムによる地域づくりの感動請負人(コーディネーター)として各地を飛び回っていて、そこそこ活躍しているらしい(笑)そんな小タヌキのウェルネス地域探訪にお付き合いください。
※ウェルネスコラムはこちら→
https://kanagi-genkimura.org/category/blog/jomon_wellness/
※かなぎ元気村のボランティアツアーはこちら→
https://kanagi-genkimura.org/2023/04/15/bora06/
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6.あとがき
5月のある日、NHKテレビやレシピ本でおなじみの料理家 瀬尾幸子さんが久しぶりに元気村に帰ってきました。目的は「縄文的山菜採り」
瀬尾さんはワッシワッシと奥津軽の山に分け入り、立派なサイズのネマガリタケノコやワラビ、フキ、ウドなどを縄文人的に採取し、地元の流儀で素朴な食べ方を楽しんでくださいました。
瀬尾さんはトラディショナルな山菜採りファッションも元気村の座敷わらしファッションも全く違和感がありません。親しみあふれる性格そのものが違和感を消してしまうのでしょう。存在感あふれる村人の一人であり、元気村の料理には既成概念にとらわれない瀬尾イズムが溢れています。
これからの季節はミズ(ウワバミソウ)が山菜の主力ですが、春に採って上手に保存した山菜のピザも元気村ならではの一品です。
夏に向かって気温が上がり続けるこの頃、元気村の「炉端家クマ」は季節を問わず囲炉裏に木炭を焚いて魚貝を焼いています。火を囲むことで得られる安堵感は縄文時代から変わらぬものであり、現代生活においては極めつけの非日常と言えます。こうした元気村の至福の時間をぜひお楽しみください。
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奥津軽をまるごと体験!
一般社団法人かなぎ元気村
https://kanagi-genkimura.org/
〒037-0207 青森県五所川原市金木町蒔田桑元39-2
◆お問い合わせ
電話番号 0173-52-2882
ito@kanagi-genkimura.org
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2023.7.4
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